〈ひかり〉師走とおもいで

 クリスマスも終わり、次はお正月。今年一年、公私ともに本当にいろんなことがありました。
〈ひかり〉の一年を振り返ってみると、今年はコロナもあり、あまりに外に出る掛けることができなかったということがあります。家族さんが来られたときも。直接会って頂くことは避けて、玄関のガラス戸越しに、面会をして頂くというような状況が今も続いています。

 あれやこれやを考えると、寂しい感じのする一年でしたが、それでも、それなりに楽しいこともありました。
 例えば、敬老の日に行った『第二回 ひかり音楽祭』。みんなで衣装を着て、好きな歌をうたう。これは楽しかった。
 それから『秋の収穫祭』もありました。〈ひかり〉の小さな庭を畑にかえて、そこでつくった芋を収穫してみんなで美味しくいただく。
 夏はかき氷と盆踊り大会。盆踊り大会では、遠目で見れば人も登れるのでは――と、思ってしまいそうな立派な櫓を、職員のご家族が作ってくださり、入居者さんにも大いに喜んでもらいました。

 それぞれの季節に、それぞれの思い出があります。光陰矢の如し。本当に月日はあっという間に過ぎていきます。
 新しい年に思いを馳せるのは、いくつになっても、楽しいものです。希望と共に新年を迎える。ですが、過ぎて行った年に思いを馳せることも、大切なことではないかと思ったりもします。昔観た映画の中で、威厳のあるお年寄りがこんなことを言います。
「成功したことに感謝して、失敗したことに感謝する」
 できたこともできなかったことも、共に感謝する。なるほどと思いました。やっぱりお年寄りには知恵があります。〈ひかり〉にいると、それを実感します。
 だから、今年の思い出にも感謝です。
■師走とおもいで ※音声が聞き取りにくい場合はヘッドフォンなどをお使いください

youtu.be

 

miraireport.hatenablog.com