〈どれみ〉子どもへ繋ぐ

こんにちは!どれみです。

名張育成会が運営する児童発達支援センターどれみは、支援を必要とする0歳から18歳までの地域に住む子ども達が通う施設です。相談支援専門員、保育士、臨床心理士理学療法士作業療法士言語聴覚士のスタッフが在籍しており、各種の専門的な様々な視点から子ども達を支援しています。

 

自然が芽吹く“”の季節から、瑞々しさが溢れる“梅雨”そしてへと季節が移ろうとしています。

 

今回は、季節の移り変わりと共に、どれみの子ども達の成長を一緒に見守ってくれた素敵な“仲間”についてお伝えします。

 

あおむし”です。

このあおむし、なんと、どれみの所長のお庭から来てくれました♪

「ようこそ~、どれみへ!!」

あおむしの入った虫かごは、子ども達によく見えるよう玄関に置きました。

毎日子どもたちをお出迎えしてくれます。

 

虫かごに気付き、“何がいるのかなぁ??”と虫かごを手に取り、覗き込む子。

虫かごの蓋を開けて、ちょんちょんとあおむしに触れる子。

じーっと見つめている子につられて、“なんだなんだ!?と興味を示す子もいました。

 

子ども達から大事に見守られ、手厚い歓迎を受けること数週間後…あおむしは、さなぎになりました。

 

そして、さなぎになり更に数週間後…

あおむしは、ついにの姿へと変わりました。

 

(ちょうちょ!!)

(じーーーーっと観察中♪)

(ん!?これはなんだ!?)

 

あるものに気付いた様子。それは…

もう一つの小さなさなぎ!!

よく見ると、小さなさなぎが、虫かごの中でしっかり育ってくれていました。

“早く出ておいで~待ってるよ~♪”とまるで言っているかのように、ちょうちょがさなぎの側に寄り添い、静かに止まっていました。

(残念ながら、このさなぎは蝶になることはありませんでした)

 

そして、子ども・職員を十分楽しませてくれたちょうちょは、子ども達が自然へ返しました。

 

(今までありがとう!!元気でね~!!)

虫かごを開けると…空の彼方へ一飛び。

あっという間のお別れでした。

 

あおむしさなぎへと少しずつ変化し、成長していく姿に、子どもだけではなく、大人も十分楽しませてもらいました。

 

今回、子ども達のためにと、“あおむし”をどれみに連れてきて下さった所長。

新鮮な野菜の準備をし、虫かごを毎日欠かさずピカピカにお掃除してくれた職員さん。

あおむしに気付かない子に「わぁ、すごい~!見てみて~♪」と、興味を示して、子どもたちに一緒に伝えて下さった保護者の方。

たくさんの人の手を借りながら、子どもたちは育っていくのだと、改めて実感しました。

ありがとうございました!

 

まだまだ知らない世界がたくさんの子ども達。子ども達と一緒に見て・触れて・聞いて等経験をしていく中で、少しずつ子ども達の世界を広げるお手伝いをしていきたいです。