「くらしサポートゆっくる」は、三重県の伊賀地域に16のグループホームを運営しています。障がいをもたれた方が、住み慣れた地域で安心して生活いただけるように支援する事業所です。
みなさんこんにちは。一気に春めいてきました(/・ω・)/。
季節は移って気付けばもう年度末…。
様々な終わりや始まり、人の異動、学業でいえば卒業や入学など、節目のタイミングでもあります。そのような時節、私たちの事業所においても4月から新しくなることがあります。
それは 生活の衣食住における『食事』 です。
日々何気なく摂ることも多い食事ですが、食べることは単に栄養を摂るという意味だけには留まらず、おいしさや見た目、充足感などいろんな要素によって成り立つもので、ただ食べてもらえば良いというものではありませんね。
主に生活の支援を担うグループホームではこれまでも、栄養士作成の献立により、毎日違ったメニューで配食され、それが日々利用者さんの楽しみの一つになってきました。そしてこの度、配食サービスを提供する担い手の変更に伴い、その説明会が実施されることになりました。
説明いただくのは 『タイヘイ株式会社』さんです。
明治創業の老舗企業で、約140年間食品事業を中心に幅広く事業展開されており、今回採用する『クッキングデポ』と呼ばれる食材配食サービスは、高齢者施設や保育園など全国11,000件の導入実績があるそうです(HPより)。
『食事』についていえば、私たちゆっくるにおいても、いろいろな変遷を経て今の状況があります。立上げ当初は、各ホームの支援者が献立からスーパー等へ買出し、そして調理を行い、その金銭管理まで担っていました。そこから事業規模の拡大に伴って食材が配達されるようになり、やがてはそれが調理された食材に変わり、食費の管理はホームから切り離されました。買出し・調理・精算といった支援を行い、「手作りの味」を重要視してきた時代を経て、支援者の業務負荷を減らし、利用者とふれあう時間やささやかな関わりを多く持つことを大切にしたい思いからの再編でもありました。
今回実績のある企業の配食サービスを利用することで、安全で楽しんで食事の時間が持てるように、今後も利用者の声を拾い上げていきたいと思います。
配食されるおかずの一部です。コロッケやなすの煮物、焼き魚もありますね !(^^)!
実際にこのようにパックされた食材が日々、冷凍等で届くことになります。基本的には調理済みで、湯煎や流水解凍後、皿への盛付けで提供できるため、手順が少なく衛生的にも安全です。
拡大するとこんな感じ。
今回は試食もさせてもらえるとの事で…。おいしくいただきました(´艸`*)
主観ですが、ゴボウの煮物(左上)はとても柔らかくて食べやすいと感じました。普段から「硬いからいらない」と食べない利用者さんにも朗報かもしれません。
タイヘイさん曰く、ここまで柔らかく仕上げるための専門の技術があるのだそうです。また、このようなベーシックな食材だけではなく、季節・イベント(例えばクリスマスやお正月等)に応じた特別食も提供されるとの事で、食事の喜びや充足感にも配慮されたメニューに期待大ですね!
加えて、個々の食材について丁寧に説明された表も用意されるので、安心して食事提供することができます。
余談かもしれませんが、飲食店でサービスを受けることを想像してみると、料理の味や見た目が、その日の作り手毎に異なるとしたら、そのお店はどんな評価になるでしょうか・・・? 「あ、今日はあの人だ、おいしく盛付けてくれるわ」とか「うわぁ、あの人の時おいしくないんだよなぁ」とか・・・そんなお店は困りますよね(^^;)
なので、『統一されたサービスの提供』を行うためには、現場の方への分かりやすく丁寧な説明は欠かせません。
4月からの新年度、今回の諸々の変更に戸惑う支援者もおられるかもしれません。今回は『食事』についてでしたが、なるべくストレスなくスムーズに業務に慣れていただけるようにと願ってやみません。
変化=アップグレード で、前向きに捉えていきたいですね!('◇')ゞ
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私たち『くらしサポートゆっくる』は、個人の実情や希望に合わせた生活環境の提供を行い、住み慣れた地域で自立した日常生活または社会生活を送ってもらえるよう、これからも支援を続けてまいります。
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