名張育成会が運営する児童発達支援センターは、支援を必要とする0歳から18歳までの地域に住む子ども達が通う施設です。相談支援専門員、保育士、臨床心理士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のスタッフが在籍しており、各種の専門的な様々な視点から子ども達を支援しています。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年最初のどれみのブログは、前回のブログに引き続き、12月13日~24日まで開催されたクリスマス週間の遊びの様子をお伝えしたいと思います。
<どれみ> クリスマス週間の遊び① - MiRAiレポート (hatenablog.com)
今回は「大きい山の部屋」と「三角新聞の部屋」を紹介したいと思います。
まずは「大きな山の部屋」です。
子どもは高いところが大好きです。お家で、机・椅子の上など“こんなところまで上っちゃうの~”と、高いところを上手に見つけては登っていく・・・そんな姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。子どもが発達していく中で、高い所を求めることはよくあることです。
そんな子ども達の高いところにのぼりたい欲求を満たしてくれる「大きな山」を作りました。
山の高さは大人の身長程。
斜面は滑り台の傾斜を利用し、巧技台・マット、頂上にはバランスボールやクッションを組み合わせて作りました。
頂上へと向かう上り口は様々あり、階段、凸のある斜面、クッション製のふわふわした斜面、巧技台の上にマットをかぶせたなだらかな坂等、バリエーション豊かです。頂上にはバランスボールにマットをかぶせ、少し不安定な足場にしました。その上で子どもはジャンプをするので、見ている方はハラハラドキドキしますが、スリルを楽しむ子の姿がありました。
それぞれの滑り台によって、素材や傾斜も違いますので、スピードも変わってきます。クッション製の滑り台は、一般的な滑り台に比べ、ゆ~っくりと滑ります。それに気が付いた一人の子は、クッションの滑り台をゆっくり滑った後に、普通の滑り台を滑ってと、それぞれの滑り降りるスピードの違いを味わうかのように、何度も繰り返し遊んでいました。(違いが分かるなんて素敵ですね♪)
活動が終わり部屋を出る時、「また次これで遊ぶ!!」なんて嬉しい言葉をかけてくれる子もいました。
次に紹介するのは、どれみの伝統の遊びである「三角新聞の部屋」です。
まず始めに「三角新聞遊び」とは…名前の通り三角に切った新聞を使った遊びです。ポイントは、この三角形が一辺3cmの正三角形だということ!この大きさの正三角形の新聞が、空中に舞い上げて落とした時に、子ども達が目で追える速度に一番適している大きさです。
『子ども達のためなら!!』と、保護者様、そして関係者の皆様…快く沢山の三角新聞を切ってくれました。
協力して下さった皆様、この場を借りて、お礼を申し上げます。ご協力、ありがとうございました。
たくさんの思いが詰まった三角新聞を部屋の床が見えなくなる程入れて、遊びます。
(新聞の中にかくれんぼ♪)
(新聞のお布団だよ~あったかいね)
この寒い時期、子ども達の手足は冷たく、冷えすぎて手足が赤くなっている子も多くいるのですが、三角新聞の布団をかけて遊んでいると、頬っぺたが赤くなるほど体が温まってぽかぽかになっていました。
他にも、両手いっぱい掴んだ三角新聞を高く投げて舞い落ちる様子を見たり、舞い落ちる三角新聞のシャワーを浴びてみたり、新聞をかき集めたり、山を作ったり…時間を忘れて熱中する子もいました。
クリスマス週間だけ限定で遊ぶ予定でしたが、もう少しだけ三角新聞を味わってほしいと思い、期間延長して今週いっぱいまで遊ぶ予定です!