〈どれみ〉マット遊び

こんにちは、どれみです。

名張育成会が運営する児童発達支援センターは、支援を必要とする0歳から18歳までの地域に住む子ども達が通う施設です。相談支援専門員、保育士、臨床心理士理学療法士作業療法士言語聴覚士のスタッフが在籍しており、各種の専門的な様々な視点から子ども達を支援しています。

 

 暖かな日差しに春の訪れを感じるこの頃。卒園や進級が近づくにつれ、子どもたちの成長をお祝いしてくれるかのように、桜が開花し始めました。

 今回は、Bチームで行っているマット遊びについてお伝えします。マットと聞いて、体育の授業を思い出しませんか?

そう、あのでんぐり返し等に使用した白や赤や青のマットです。

 まず、子どもたちにマットの感触を知ってもらうために、マットに触れる、マットの上を歩くことから始めました。マットを見ると子どもたちは、歩く子もいれば、“ごろーん”と寝そべる子がいました。職員が“さんぽ”の歌を唄いながらマットの上を歩くと「あるこ、あるこ」と一緒に歌いながら歩く子の姿も。

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 マットの感触を知った後は、手を使ってマットに触ってもらったり、マットに包まれてマットの重みを感じてもらったりすることを目的に遊びました。マットの重みが心地よく、“うとうと”と寝てしまう子の姿や一人でマットに包まれると少し怖がる表情をする子の姿も。“助けてー”という表情で職員をみつめていました。

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マットの隙間をみつけては、四つ這いで出てくる子の姿も。友達と一緒だと笑顔でマットに包まれたり、マットに隠れて職員と“いないないばぁ”を楽しんだり、する子もいました。

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  現在は、手の平を使ってマットを押すことや3~5枚重ねたマットの山を登る時に自分の身体を支えて登ることができるようにマットをつかむことを目的に遊んでいます。

  少しずつ段階を踏んで、身体の発達に必要な動作(四つ這い等)を促して遊んでいます。職員もマット遊びの楽しさ、遊び方等を職員同士で話し合い、日々、学んでおります。

 

 今年度も残りわずかとなりました。この1年を振り返り、一人ひとりが自分のペースで大きく、たくましく成長した姿をうれしく感じています。残りの日々をおもいっきり楽しみたいと思います。