〈どれみ〉泡遊び

名張育成会が運営する児童発達支援センターは、支援を必要とする0歳から18歳までの地域に住む子ども達が通う施設です。相談支援専門員、保育士、臨床心理士理学療法士作業療法士言語聴覚士のスタッフが在籍しており、各種の専門的な様々な視点から子ども達を支援しています。

 

朝夕は肌寒く感じるようになりました。照りつけるような真夏の暑さは去り、さわやかな風がそよそよと心地よく、過ごしやすい日が多くなりました。

 

夏の遊びは、少量の水遊びから始まり、プール遊び、色水遊びと遊びを展開してきましたが、今回は最後に遊んだ泡遊びについてお伝えします。

 

さてさて、今日は何で遊ぶのかなぁ??と屋上に出た子ども達の前に現れたのは、タライに入った白い物体。

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さて、何でしょう??

不思議な物体にひかれ、遠くから見つめる子、吸い込まれるように近付き大胆に手を突っ込む子、気にはなるけれど…でも触れられない、でも気にはなる。どうしても気になるからスリッパがあるのを見つけて中に入れてみる子の姿もありました。

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実はこの泡は、固形石鹸から作りました。泡と一概に言っても、作り方や水の量によって様々な感触が味わえます。根気よくかき混ぜ続けると、よりクリーミーなしっとりとした感触の泡が出来上がります。

 

職員が、泡をそっと両手で包むようにすくい、ふぅ~と息を勢いよく吹きかけると、息を吹き込まれた泡がへっこみます。

形が変わった泡にもう一度、大きく息を吹きかけると、今度は手の平にのった泡が飛び散り、手の外へとぽとっと落ちていきました。

この様子をみた子ども達は、形が変わる泡に興味をもって、私も僕もと近づいてきてきます。そして、同じように真似して遊ぶ子どもの姿もあります。

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最初は指先や手でしとやかに遊んでいた子も、そのうち泡の入ったタライの中に足を突っ込んでみたり、時間が過ぎると共にタライの中に入って泡を身体全身に(頭までかぶっている子もいました~)つけて大胆な遊びになっていきました!

 

感触(ふわふわ・ぬるっとした感触)、香り、変幻自在に変わる形は、子どもだけではなく大人も十分に虜人にさせる面白さがあります。

 

たくさん遊んだ子ども達の体は、石鹸のいい香りがします!

石鹸の匂いに包まれながら、どれみの夏の遊びはこれで一旦終了です。

 

季節は秋です。次は秋ならではの楽しい遊びを、子ども達に伝えていきたいと思います!