こんにちは、どれみです。
名張育成会が運営する児童発達支援センターは、支援を必要とする0歳から18歳までの地域に住む子ども達が通う施設です。相談支援専門員、保育士、臨床心理士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のスタッフが在籍しており、各種の専門的な様々な視点から子ども達を支援しています。
暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。体調管理には十分に気をつけたいですね。
今回は、2月に行っている引っ張る遊びの様子をお伝えします。
1月~2月にどれみの療育で読んでいる絵本の中に「大きなかぶ」があります。大きなかぶの絵本にでてくる、大きなかぶのように重たい物を引っ張るという経験を通して重さを感じ、色々な姿勢をとり体に力を入れることを体験してもらいたいと思い引っ張る遊びをしています。
導入として「大きなかぶ」の絵本を、まず読みます。立ったままじっとみたり、正座をしてみたりと子どもたちは真剣です。
「うんとこしょ、どっこいしょ」の掛け声がはじまると、職員の手や服を持ち、子どもたちは体を前後に揺らして引っ張ります。絵本を読み終えると、いざ大きな部屋へレッツゴー!!
倉庫の中から、ひもがでてくると、「何、なに?」と倉庫の前に子どもたちが集まります。ペットボトルがでてくると、子ども達は走って駆け寄り、自分の好きな色水がはいったペットボトルや好きな本数を選び、引っ張ります。
なかには、ひもだけが気になり触ったり、噛んだりする子、ペットボトルを倒して楽しむ子、ペットボトルの中に入っている色水が気になり、ふたをあけてみようとする子、両手で持ち一生懸命運ぶ子、職員が引っ張るペットボトルを四つ這いで追う子の姿がありました。
2Lのペットボトルを4つまとめたペットボトルをがんばって引っ張る子もいれば……ペットボトルの上に乗って職員や他児が引っ張ってくれるのを楽しむ子の姿も。
なかなかペットボトルに興味がいかない子もいるため、子どもたちが好きな電車のイラストをペットボトルに貼ったり、うさぎやきつね、ねこの顔をつけたり、鈴をつけたりと、子どもの興味、発達に合わせて職員が工夫をして作りました。
1回目はペットボトルに興味を示さずに、ペットボトルに触らなかった子も、2回目、3回目と回数を重ねることでひもに触ることでき、職員と一緒にペットボトルを引っ張り、最後は一人でひもを持って引っ張って歩く姿がありました。
今年度も残りあと2か月をきりました。一日一日を大切に、楽しんで過ごしていきたいと思います。
以上、どれみでした。