〈のーまらいふ暖〉~きっかけはご利用者様の困り事から~

みなさん、こんにちは!

のーまらいふ暖は福祉サービスを利用するための計画作成や、それに関わる相談支援を行う事業所です。

 

のーまらいふ暖では、前回のブログで紹介させて頂いたように、職員が月1回事業所内研修を行いテーマに沿って研鑚を積んでいます。2月は番外編ということで、名張市社会福祉協議会の中川様をお招きし、社協の中にある「なばり暮らしあんしんセンター」で行っている様々な事業について教えて頂きました。

 

きっかけは、あるご利用者様が生活の困りごと(生活費のやりくり等)を、暖の担当者に相談があり、担当者から社協に相談をしたところ、社協の中に様々な事業がある事を知りました。

 

「なばり暮らしあんしんセンター」の事業は、包括的な相談支援として①自立相談支援事業②住居確保給付金があり、ご本人のニーズに応じた支援として①就労準備支援事業②家計改善支援事業③被保護者就労支援事業④被保護者就労準備支援事業⑤福祉資金貸付事業・地域福祉金庫貸付制度⑥日常生活自立支援事業⑦法人後見事業があります。

 

その中で今回は「自立相談支援事業」について学びました。

 

暖では福祉サービスを利用するための支援や相談が主となりますが、生活上の困りごと、例えば金銭の問題に関すること等は支援が難しい部分があります。それをカバーしてくれるのが、社協自立相談支援事業です。

 

生活困窮者自立支援制度で定められている、就労の状況、心身の状況、地域社会との関係性その他の事情によって現に経済的に困窮し、最低限度の生活を維持が出来なくなるおそれのある方(生活保護の方は対象外)で生活困窮者に対する自立の支援に関する包括的な支援を行い、自立の促進を図ります。

 

ご利用者様の中には、生活のし辛さを感じている方も多く見られます。そういった方を社協自立相談支援事業に繋いでいくのも、私たち暖の役割だと認識しました。

   

 

 

近年注目を浴びている『8050問題』80代の親が50代の子供の生活を支え行き詰っている世帯。暖を利用されている方も例外ではありません。「ライフラインが止まりそう、引きこもっている、もう少し収入がないと生活が苦しい」等の相談を受けた時、社協さんと連携を図り、ご利用者様にとってより良く安心した生活が送れるように繋いでいきたいです。

 

中川様のお話の中で、「社会的に居場所がない人を、社協がフォローしなければならないことは大きい」とおっしゃった言葉が印象に残っています。

 

育成会の理念である、「人として大切にされ、地域で自分らしく生きるため、安心して暮らせる地域社会の実現に貢献する」を改めてかみしめた研修でした。