〈ひかり〉ひかりの庭

〈ひかり〉という事業所の特徴のひとつに、地面が近いということがあります。
 平屋でこじんまりとして、周りに建物もなく、ぽつんとひとつそこにあるのが〈ひかり〉。周りにはコンクリートが敷き詰められている部分も少なく、土の地面が多く、土と遊ぶことができる施設でもあります。土の庭があるというのはつくづくいいものだと思います。

 庭といっても、こじんまりとした〈ひかり〉に似合いのこじんまりとした庭ですが、それでも土の庭というのはいろいろなことができるものです。
 熊谷守一という画家がおられました。この方は97歳でお亡くなりになるのですが、晩年の30年間、自宅からほとんど出ず、わずか30坪ほどの庭とそこに住む生物を描いて過ごしました。有名な画家の方ですよ。わずか30坪の庭でも、生物が生きていける条件のある庭というのは、実際の広さよりもずっと大きな広がりを持っているということなのでしょう。

〈ひかり〉の小さな庭も使い方次第。土の庭です。命を育てることもできます。
 昨年はサツマイモを、手始めに作ってみました。今年は西瓜とメロンです。コロナで外外出もままならない昨今、小さな庭を充実させて、利用者さんに楽しんでもらおう、そんな感じで始めました。
〈ひかり〉の職員の中には農業に通じた方がおられます。ずいぶん助けられています。収穫にはまだ少し早いですが、利用者さんにも果物の成長のほどを見てもらい楽しんでいただいた、その時の様子です。 
■夏の庭

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