〈ひかり〉皆でクリスマスを

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 写真はもちろんクリスマスツリー。
 12月はクリスマス。それはもう世の中の定番です。
 で、そのクリスマス。もちろんイエス・キリストの誕生日です。
 この方がどういう方かよく知らなくても、名前は聞いたことがあるはずです。そういう意味では、たぶん世界で一番有名な方ではないでしょうか。その有名さは、群を抜いていて、私のようにキリスト教についてはほぼ無知、といっていい者でも、日々の生活の中で、普通に名前を口にできるくらい知られているのですから、信じがたいほどの凄さです。

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 有名人とうっかり書きましたが、クリスチャンにとってこの方は神の御子です。
 私はクリスチャンではありませんから、神さまの御子ではなく、かつて実在した生身の人としてとらえています。しかし、そう考えるとなおすごいことになります。

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 今私たちが使っている西暦という暦――西暦はイエス・キリストが生まれた年を元年にしています。今年は西暦2020年です。私たちは2020年前に生まれた方の誕生日をお祝いします。しかもナザレのイエスが、本当の意味でキリストとして生きて活動した期間は30歳から33歳までの3年間にしかすぎません。わずか3年の間に、2000年たっても忘れ去られない教えの〈もと〉を残しました。
 12月25日、私たちだけではなく、世界中で多くの人たちが、何某かのお祝い事をしています。お祝いをしている人たちが意識しているかどうかは別にして、それはイエス・キリストの誕生を直接的もしくは間接的に祝っているということになるのではないでしょうか。
 ひかりの皆さんもそうです。イエス・キリストがどういう人物であったのか、詳しくはご存じありませんが、楽しそうにクリスマスの飾りつけをされています。

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 歴史的な存在としてイエス・キリストを検証すると、実際に生まれたのは紀元前4年ごろではないかと言います。つまり、2024年前に生まれたのではないかというのが歴史学の立場のようです。どちらにしてもすごい話です。
 イエス・キリストと一口に言います。名前・苗字と考えたいところですがそうではありません。当時は苗字がありませんでした。イエスは名前ですが、キリストは「救世主」という意味だそうです(本当は油を注がれた者という意味)。だからイエス・キリストは「救世主のイエス」という意味になります。
 一方でイエスと言う名前は、当時普通にあった名前だったと言います。救世主の名前が普通にある名前だったということも、素敵なことだと思います。

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 イエス・キリスト関係の文化芸術は数限りなくあります。聖書は世界最大のベストセラーだと言います。確かに読み物としても面白く、美術、音楽、文学、映画にはかりしれない影響をあたえました。今も与え続けています。それはつまり、イエス・キリストは生きている私たちに、いまも語り掛けていると言えるのかもしれません。

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 イエス・キリストに関連した作品で個人的に印象に残っているのは、小説なら「沈黙」、映画なら「最後の誘惑」。ふたつとも物議をかもした作品ですが、素晴らしい作品です。後もう一本映画を挙げるなら「クォ・ヴァディス」でしょうか。映画としての出来は、「最後の誘惑」にはるかに及ばないと思いますが、個人的にとても印象に残っています。

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 次回はひかりの「クリスマス会」の様子をお届けします。