〈ゆぅら〉秋を味わう

放課後等デイサービス ゆぅらです(*^_^*)

ゆぅらは、小学校1年生~高校3年生の18歳になる前日までの支援を必要とするお子さんが、放課後や長期休暇に利用できる福祉サービスです。

 

9月の猛暑から一転、10月に入ると朝晩の涼しさが心地良いを通り越して、肌寒く感じる程です。一気に季節が変わったような印象を受け、ここ最近は秋を味わう時期が短くなったような気もします。

そんな中でも季節を知っているのかのように咲く彼岸花を見て、自然の不思議さを感じることもあります。

彼岸花があちらこちらで見られるようになった秋のお彼岸に、ゆぅらでおはぎを作りました。

ご存じの方も多いかと思いますが、同じ食べ物でも萩の花が咲く秋は「おはぎ」牡丹が咲く春は「ぼたもち」というそうです。

これまでも折に触れておはぎを作ってきましたが、今回はてまひまかけてあんこも手作りしました。

 

おはぎ作りの前日、小豆を洗って水につけて下ごしらえ

さぁ、一晩漬けた小豆はどんな感じになったかな?

水に浸かった小豆を見るのが初めての子もいて、「何これ?」と不思議そうにのぞき込む姿も見られました。

「どんなにおいがすると思う?」差し出した小豆に鼻を近づけた途端!!

「うわぁ~!!」とそっぽを向いてしまいました。

そんなすごい匂いがするのかと大人が匂いを嗅いでみましたが、大人にとっては素朴な小豆の匂いでした。子どもにとっては馴染みのない匂いだったのかもしれません。

「これが小豆だよ、小豆を炊くとあんこになるんだよ。」

小豆とあんこが結びつかないような顔をしていましたが、

「ちょっと触ってみる?」と声をかけると、

小豆の粒が好きな感触だったのか、

「気持ちいい、もうちょっと触りたい!」と言っていました。

さぁ!小豆を鍋に入れてあんこ作りがはじまりました。

煮立ったら一度小豆をゆでこぼし、渋みを除く渋きりをした後、またコトコトと小豆を煮ていきます。

小豆を煮ている間は、小豆の匂いとふつふつとした湯気を気にしながら、絵本を読んで気長に待ちましょう。

ちょうど絵本も読み終わり、小豆のゆで具合を確認して砂糖を入れます。

この砂糖を入れるタイミングがポイント!!

水につけた小豆のにおいでそっぽを向いていた子も、砂糖を入れると何だか美味しそうな予感がしたようです。

お鍋のそばであんこができあがるのを見ていました。

一方こちらは・・・

おはぎのご飯をつぶしています。食べにくい子もいるので今回は、お餅は使わずご飯だけで作りました。

潰したご飯を丸めていきます。

掌の中できゅっきゅっと丸めるのはちょっと難しいのですが、

「おにぎりみたいだね。」とみんなで作っていました。

あんことご飯が出会って、おはぎができあがりました!!

きな粉のおはぎも一緒にどうぞ!!

てまひまかけて作ったあんこのおはぎ

子どもたちにも「おいしい!!」と好評でしたが・・・

今回は、きな粉の方が圧倒的人気でした。

 

豊富な秋の味覚がおいしい季節です。秋にちなんだ食材やこの季節ならではの食材を取り入れ、食に対する関心を深めてもらいと思います。

のんびりしているとあっという間に冬が来てしまいそうです。

今しかない秋を味わえる経験を子どもたちと一緒に楽しみたいと思います。