〈成美〉Hugのやさしさに包まれながら 自分らしく過ごすという事…

こんにちは

 

三重県にあります知的障害者入所施設の成美です!!

今回は、少し「語らせて」下さい!!

皆さんは日々「自分らしく生きる」事を考えながら、生活されてますか?

なんとなく過ごしている「毎日」…

そんな「毎日」の中で「自分らしく」を見つけながら「生活」していると思います。

「赤色が好き」

「白いご飯が好き」

「お風呂が好き」      たくさんの「自分らしさ」「自分の好きな事・物」を

自然に見付けて「毎日」が過ぎていると思います。

 

その「自分らしさの」の中に

「自分の力で〇〇がしたい」という「思い」を強く感じて「毎日」を過ごした経験はありますか??

 

今日はその、「自分の力で〇〇がしたい」「自分らしく生活したい」という「思い」の

『ほんの少しのご紹介』をしたいと思います。

 

成美は「成人入所施設」です

ご利用者さんの年齢層は幅広いです。20歳代~80歳代まで…

ご利用者さんそれぞれに、色々な「思い」や「悩み」を抱えながら、毎日を過ごして下さってます。

私たち成美職員も、その様々な「思い」や「悩み」に少しでもお手伝いできるように

「利用者支援」と向き合っています。

 

身体の体力や筋力の変化とも向き合っています。

利用者さん自身が「向き合って」いる「変化」に、いかに寄り添い、思いを傾聴し、

どのように実現していくか…を考えた時に、職員の支援だけでは、足りない事もあります。

 

そんな時…

福祉用具」の力を借りる事もあります。

たとえば…お風呂も「機械浴」で、安全に入浴ができます。

利用者さんの安全だけだはなく、職員の身体への安全も守れます。

機械浴はご存じですか??

機械浴はこんなんです!!   じゃーん!!

お風呂って気持ちいいですもんね…

成美利用者さんも、皆さんお風呂を楽しみにされてます。

 

そして、、たくさん「語って」しまいましたが、、、、、

 

今回ご紹介する「福祉用具」は

           

その名も“Hug”(ハグ)

一人で立ち上がることが難しい方用の移乗サポートロボット   “Hug”です

笑顔がすてきな

成美 利用者の「K」さん☆彡
職員とお話するのが大好きです。。。
普段は車椅子を利用されていて、生活に介助が必要です。職員が「一緒に頑張ろう」と声を掛けると
頑張ってくれる「前向きな方です」
支援を必要とする中でも、「自分らしさ」を職員へ  伝えて下さります。

そんな「K」さん

ここ最近は、足の筋力が少し弱くなってきました。

職員の「一緒に頑張ろう」に答えるように車椅子からベッドやトイレへの移乗の際には、

頑張って下さっていましたが、膝が急に「ガクッと」なってしまったり…

加齢などから中々手すりを持って立つことが難しくなり、職員が抱えたり支えての移乗で、少し危険な様子が見えてきました。

職員も少しでも「K」さんの思いに答えたくて、頑張っていましたが、お互いに怪我をしてしまっては大変です。

「おトイレは自分で行きたいな…」

「自分でベッドや車いすに座り替えたいな」

その「思い」に気付いた職員さんが見つけてくれたのが

“Hug”でした。

車椅子⇔ベッドや椅子、お手洗いの移乗介助と立位保持を行なう事ができます。

リモコンは、たつ・すわるの2ボタンのみで使い方も簡単で、本体にイラスト付きで

注意事項が書かれているので、気を付けないといけないこともすぐわかります!

 

“Hug”が届いてすぐに、挑戦!!

さあ、「K」さん、準備はいいですか

ここに腕をかけます

ここに顎を乗せます

ここを手でしっかり握って下さーい      と職員と「一緒に」挑戦です。

                     

職員も“Hug”を動かしてみます

 

しっかり手すりを掴み、胸をしっかり付けた後、たつボタンを押すと利用者さんに負担がかかることなく、楽に立ち上がることが出来ます。その後移動しておトイレに着けて、

座るを押すとおトイレに座ることができます。

 

「うわー楽に立てたよ」と「K」さん

職員も「Kさん自分でトイレに行けてるよ」「嬉しいね」と、

思わず二人で目を合わせ“ニコ”    


          

 

 

 

「K」さんの「思い」に寄り添えたかな…

 

 

 

       そんな時「K」さんより「ありがとう」と言葉を頂きました…

Kさんの「思い」に寄り添えた事はもちろんですが、

職員にもいい事……

移乗支援は職員の腰への負担も軽減されました。

 

お互いに

“Hug”が導入されたことで、今まで職員が抱えていた時は少し怖そうにしていたり、痛がられたりといった負担もなく、ベッドやお手洗いに行くことができます。

職員も辛そうな「K」さんの表情や、「K」さんを怪我させてしまうのでは…と心配したり…がなくなりました。

 

こういったテクノロジーを利用して、利用者さんが快適なだけでなく、職員も快適に仕事ができる環境っていいですね。

「とても楽!」とニコニコ笑顔のKさん

これからも、使用方法をきちんと守って、安心・安全に、利用者さんに寄り添い、

利用者さんと一緒に日々の生活に「自分らしさ」を見付けていきたいと思います。

                            以上 成美でした

                             名張育成会 成美