〈どれみ〉 羊毛遊び 続々編

こんちには、どれみです。

名張育成会が運営する児童発達支援センターは、支援を必要とする0歳から18歳までの地域に住む子ども達が通う施設です。相談支援専門員、保育士、臨床心理士理学療法士作業療法士言語聴覚士のスタッフが在籍しており、各種の専門的な様々な視点から子ども達を支援しています。

 

 今年度も残りあと2ヶ月を切りました!感染症やインフルエンザに負けず、予防に気を配りながら元気に過ごしています。

 今回も、羊毛遊びの様子をお伝えします。

1回目は、羊毛の素材そのもので遊びました。2回目は、物(チャック袋、傘袋、どんぶり)を使って遊びました。今回の羊毛遊びは、羊毛に魔法の水を加えました!!魔法の水とは石鹸水のことです。石鹸水を入れることでフェルト化現象(水で洗うと目が詰まってきゅっと小さくなる状態のこと)を楽しみました。

さて、ふわふわの羊毛が、いったいどうなったのでしょうか??

子どもたちに違いを知ってもらうために、いきなり魔法の水をいれるのではなく、はじめはふわふわの羊毛で十分に遊んでから、魔法の水を加えました。

 

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ふわふわだった羊毛に魔法の水を加えると、

子ども達の反応は………、

興味津々に近づいてくる子、自分から魔法の水に手を伸ばす子、友達の様子をじっとみる子、友達の様子を遠くからみる子がいました。ふわふわだった羊毛はじっくり触っていたのに、魔法の水を加えたとたんに“スー“と逃げていく子がいました。逃げていく子は、ふわふわのままの羊毛で遊んでいます。

 

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 一人の子が触っていたら、自然と周りに集まってきました。みんなで一緒に、羊毛を“もみもみ”と魔法の水と羊毛を混ぜ合わせていきます。すると……、羊毛からたくさんの泡がでてきました!!

濡れた羊毛には、触るのをためらう子も、泡がでてくると目をキラキラさせて、触る姿がありました。

他には、粘土のようにこねて、まるめてと遊ぶ子の姿も。

 

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 魔法の水をかけて、丸めた羊毛は乾かしオーナメントなどの飾りとして使用していきたいと思っています。

 素材そのものに、違う物を加えることで、物性や感触が変化することや、感触が変化しても羊毛であることには変わりないことを遊びの中で子ども達に知ってもらえたら嬉しいと思っています。

今年度、残り少ないですが、1日1日を大切に、おもいっきり楽しんで過ごしていきます。