<どれみ>羊毛あそび 続編

こんにちは、どれみです。

名張育成会が運営する児童発達支援センターは、支援を必要とする0歳から18歳までの地域に住む子ども達が通う施設です。相談支援専門員、保育士、臨床心理士理学療法士作業療法士言語聴覚士のスタッフが在籍しており、各種の専門的な様々な視点から子ども達を支援しています。

 

まだまだ厳しい寒さが続いておりますが、このところ日が長くなったように感じられるようになりました。春の訪れも、もう少しというところでしょうか。

 

今回は羊毛遊びの続編として、袋を使った羊毛遊びの様子をお伝えします。

f:id:miraireport:20210216154643j:plain

写真のように袋に入った羊毛を子ども達に渡すと、早速羊毛を引っ張り出そうとする子どもたちの姿がありました。

チャックを開けて羊毛を袋から全部出し切ると、また次の袋へと、羊毛が詰まった袋に次々と手を伸ばしていきます。

f:id:miraireport:20210216155500j:plain f:id:miraireport:20210216155527j:plain

全部出しちゃうぞ~。

 

長い傘袋に入った羊毛を手渡すと、袋の口近くの羊毛は取り出すものの、袋の奥までは手が届かなくて袋を手放してしまう子も。

そこで、子どもたちが引っ張り出しやすいよう職員も少しお手伝いしながら引っ張って遊んでいると…全部出せた~!!何度も繰り返して袋に手を入れて引っ張り出しているうちに、自分で全部出し切る子がいました。

f:id:miraireport:20210216155540j:plain

袋から羊毛を出すことを楽しむ子がいる一方、空っぽの袋に入れるのを楽しむ子の姿も。

 

 ある日のクラスの様子です。一人の子ども(Aちゃんとします)が袋いっぱいになるまで羊毛を詰めると、その袋の羊毛を別の子ども(Bちゃんとします)が受け取り、いっぱい詰まった羊毛を引っ張って遊ぶ。そして空っぽの袋にまたAちゃんが羊毛を詰めて、Bちゃんがいっぱい詰まった羊毛を引っ張って遊ぶ。

 羊毛を通して、小さな集団の中で袋から引っ張り出したり入れたりと役割分担ができ、遊び方はそれぞれが違いますが、2人でやりとりして遊ぶ姿がとても微笑ましかったです。

 

f:id:miraireport:20210216155550j:plain

いっぱいになるまで詰めるぞ~

f:id:miraireport:20210216155559j:plain

羊毛がいっぱい!カラフルなマフラーかな?

f:id:miraireport:20210216155611j:plain

小さな袋の口に向かって、羊毛の量を調節しながら入れるのはとても難しいのですが、夢中になって遊んでくれました。

 

事業所内の作業療法士に『入れる』という動作について聞きました。袋から出したり入れたりと簡単な遊びですが、『目的をもって入れる』ということが、後に『お片付け』(決まった場所に入れる)ということもつながるのだと教えてもらいました。

 

色んな遊びが、生活の動作につながってるんですよね♪

なるほど!

 

次回は不思議な水を使った続々羊毛遊びについてお伝えしたいと思います。