〈どれみ〉泥んこ遊びが始まりました

名張育成会が運営する児童発達支援センターは、支援を必要とする0歳から18歳までの地域に住む子ども達が通う施設です。相談支援専門員、保育士、臨床心理士理学療法士作業療法士言語聴覚士のスタッフが在籍しており、各種の専門的な様々な視点から子ども達を支援しています。

 

梅雨に入り、日中は蒸し暑さを感じる時期になりました。

梅雨の合間を見て、気候の良い時期には屋上に出て、泥んこ遊びが始まりました。

 

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水をバケツにくんで、よいしょよいしょと運び、

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砂場の真ん中においたタライに水をたくさんためていきます。みんなで水をいっぱいにしたら、「3・2・1」の合図でタライに入った水をばしゃーんと砂場に流し、泥んこを作っていきます。

 

泥に触れることを躊躇する子もいましたが、水をせっせと一生懸命タライに運ぶうちに、気が付けば泥に足が入っていたという子もいました。

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また、泥の特有の見た感じから、触れて良いものかどうか…近づきがたい子ども達の姿がありました。泥んこ遊びをする子ども達の傍ら、さらさらの砂を探していたAくん。職員が泥遊びを伝えようと、泥水をばしゃばしゃとすると、“(水面を)揺らすな”と言わんばかりに職員の手を払いのけてカンカンに怒るAくん。しばらく水面の揺れや泥水の泡をじっと見ていました。そして、水面の揺れがおさまると…指先で静かにちょんと触れました。自分で触って、触れて良いものかどうか、安全なものなのかどうかを確かめたかったのですね。

指先でちょんちょんと触っていたのが、手の平、そしてそーっとつま先を入れ、ついには足を使って、泥水でばしゃばしゃと足踏みして遊ぶ姿。そして活動の終わりには、なんと…砂場の枠から泥んこに向かってジャンプ!泥の中に飛び込みました。

わずか30分程の短い時間での出来事でしたが、少しずつ試しながら泥=触れて大丈夫なものと、自分の力で感じ取ったことは大きいと思います。“こんなの触りたくない!!”という子もいますが、その子にとって無理のない方法で、泥んこ遊びの楽しさを伝えていきたいと思います。

 

これから暑い夏がやってきます。身体をしっかり整えて、乗り越えていきたいです。

 

#児童発達支援センターどれみ