〈どれみ〉自然に触れる

梅雨に入った~と思いきや、あっという間に梅雨が終わってしまいました。梅雨の季節の余韻に浸るのも早々に…“待ってました”と言わんばかりの灼熱の太陽の日差しが照り付け、一変して夏がやってきました。

暑い毎日ですが、子ども達は、たくさん遊び、元気な声が館内に響いているどれみです。

 

今回は、梅雨の時期に行った朝顔の種まきについてお伝えします。

(少し時期外れな種まきをした時の話です)

 

午後のクラスで、あさがおの種をまきました!

まずは、子ども達と一緒にあさがおの種に触れたり、あさがおの花を写真で見たりしました。

 

 

あさがおの本を開くと、それに気づいた子どもがあさがおの花を指差しして、職員に“見てみて”と興味をもってくれる子の姿がありました。

 

いよいよ種まきです。

今回は土おこしを職員が行い、栄養たっぷりのふかふかの土を準備しました。子ども達は、ふかふかの土の感触を味わってもらい、種まきの経験をします。

 

種まきでは、職員が指先で押してできた穴の中に、1粒ずつ種を入れていきます。

最初は「やらへん!」と拒否する子もいました。しかし、いざ活動が始まると…プランターの近くまで来て、様子が気になるようです。

 

 職員が種をまく様子をみせた後、子どもが指先でつまんだ小さな種を、一つずつ穴の中に入れていきます。一度にどさっとたくさん種が入ってしまうと「あっ!入れちゃった!!」と焦る姿も。

 

それでも、“もう1回やってみよう”と子どもの気持や行動はすごいもので、職員が少しお手伝いしながら、最後の最後まで1つの穴に1粒ずつ入れようと一生懸命な子の姿がありました。子どもにとっては細かくとても大変な作業だと思いますが、集中力が途切れることもなく、予定していたプランター全てに、種をまいてくれました。

 

(早く大きくなってね~♪)

 

そして、その後は、午後療育の子ども達の水やりが日課になりました!

 

そして数日後…

ジャーー――ン!!

子ども達や職員の思いが届き、無事に芽が出ました!

種まきの時期が遅れたため、芽が出るか少し心配しましたが、小さな芽が土から顔をだし、育っています。

 

小さな芽を見つけた子どもの中には、「大きくなってる♪」と嬉しそうに話す姿があったと聞きました。

朝顔が育ち、ツルが伸び、花が咲き、枯れて、種ができる。あさがおの成長の過程を子ども達と一緒に見届けたいと思います。

朝顔の準備をしている時に気が付いたのですが、あさがおの隣にあったプランターのブルーベリーの木に、実がつきました。あまりお手入れはできていなかったのですが…それでも元気に育ってくれています!

“たくさん出来たら、どれみジャムを作ろうか~♪”と、楽しいことを考えるのが大好きな職員たちです。

こちらも機会を見て、子ども達に伝えていきたいと思っています。

 

これから益々暑い日々が続き、体調管理が難しい時期に入ります。水分補給をこまめにとり、子ども達の体調管理に気を配りながら、夏ならではの自然や遊びにたくさん触れ、経験していきたいと思います!