たぶん世の中は99%の地道で目立たない努力で成り立っている。
そんなことを言った人がいます。今日は、ひかりで行われている本当に小さな、でもとても大切な取り組みについて紹介します。
前回のブログでこんな写真を紹介しました。
この前の〈ひかり〉のブログは秋の運動会でした。これはその中のパン食い競争の写真。
パンを食べる。どうということもないことのように思えるかもしれませんが、これだって日々の努力が必要です。
食物を噛んで飲み込む。私たちが当たり前のようにしていることも、体は結構努力をしてくれています。いつまでも、美味しく、楽しく食べられるように、ひかりでは食事の前に口腔体操――別名嚥下体操をしています。
食事が準備されています。今日の昼食のメニューは『さんまのかば焼き丼』です。
用意された食事をテーブルに並べて、「はい、いただきます」。
それもいいですが、その前にちょっとした楽しみがあるのもいいものです。
いま楽しみと書きました。「地道な努力じゃなかったの?」と質問が来そうですが、努力というのは本来楽しみながらするものだと思っています。大昔に流行ったアニメのように血の涙を流してするような努力は長続きしません。勉強もトレーニングも楽しいから続けられます。
マスクをつけた職員が皆さんと一緒に口腔体操をしています。本来はマスクなしでしますから、職員の表情も見ていただきたいのですが、時節柄マスクなしはちょっと……という感じです。残念(^-^;
この百面相がひかりの口腔体操です。楽しみながら口腔体操することで、食事の為の筋肉が鍛えられ、誤嚥の予防になります。楽しみながら地道な努力を積み重ね、ご飯を美味しく食べ、今日も健康に生きていく。そしていろんな楽しみに出会う。
入居者さんだけではなく私たちもそうありたいと思っています。