4月に異動してきた職員の言葉――
「ひかりにきて凄いと思ったことに料理があります。正直、自分でも食べてみたいと思いました」
どこかの有名な人の言葉――
「食をおろそかにする者は人生を見失う」
生涯における食事の回数は、日本人の平均寿命が84年として、91,980食。今は人生100年時代ですから、10万食を超える方も多くいらっしゃると思います。
これを多いと考えるか少ないと考えるかは人それぞれだと思いますが、今日の一食も9万食のなかの1食だと考えれば、おろそかにできません。
人間にとって本当に大切なものは、当たり前のように存在していることが多いです。「空気のようなもの」という喩えがあります。存在感が希薄なものに対して使う場合が多く、良い喩えではないように思われる方もいるかもしれませんが、いつも身近にあって、大切なものほどその存在に気づかないという戒めだと受け止めることもできます。
空気がなければ生きていくことはできません。食事にもそんなところがあります。
老若男女を問わず食事はとても大切です。
食事は命をつなぐために絶対に必要なものだからこそ、日々の楽しみであってほしいと「ひかり」では考えています。
医食同源とも言います。意味は「健康の増進のためには医療も食事も本質的に同じ」ということです。
健康のための食事というと、まあどう頑張ってもおいしくなさそうなものを、
「これは体にいいものだから……」
と自分に言い聞かせて一生懸命食べる……そんな感じです。
そういうことが必要な場合もあります。
ですが長く続けるためには、やっぱり楽しくなければ――そう思いませんか(^^)。
生きるためにに必要な食事だからこそ、食べておいしく、見て美しく、次は何が出てくるのかとワクワクする。必要に迫られて食べるのではなく、いつまでも健康で楽しく過ごすために食べる。そのためにもおいしい食事はとても大切です。
素晴らしい食事を作ってくれる方に感謝して、今日もしっかりと食べましょう。
高齢者グループホーム ひかり