〈どれみ〉ちいさなお友だち

名張育成会が運営する児童発達支援センターは、支援を必要とする0歳から18歳までの地域に住む子ども達が通う施設です。相談支援専門員、保育士、臨床心理士理学療法士作業療法士言語聴覚士のスタッフが在籍しており、各種の専門的な様々な視点から子ども達を支援しています。

 

ぐずついた日が続いておりますが、いかがおすごしでしょうか。

湿度も高くじっとりと過ごしにくい日も多いですが、夏風邪など引かぬよう、お体には十分気を付けて下さい。

 

どれみの絵本の時間に、『はらぺこあおむし』の絵本を読んでいます。知っている方も多くいらっしゃるかと思いますが、たまごからかえ

 


った小さなあおむしがおいしい果物やデザート、葉っぱを食べて大きくなり、さなぎ、そしてチョウチョへと成長していく過程を描いた絵本です。

 先日、絵本を読み終えた後、「今日は『小さなお友だち』が遊びに来たよ~!」と、子ども達に伝えると、何だなんだと興味津々な子どもたち。

『小さなお友だち』が入ったどんぶり鉢を、そっと子どもたちの前に置いてみました。

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「・・・・あおむし!?」

 

絵本の世界から飛び出して遊びに来てくれたあおむしさん。あおむしに積極的に触ったり、腕に乗せてみたりする子もいれば、恐々と遠巻きからそっと様子をうかがっている子の姿も。

「先生、触ってみ!」と言って、気にはなるけど触れるのは嫌で職員の後ろに隠れていた子も、小さなお友だちの登場で盛り上がっている子どもたちにつられて…気づいたら触われちゃった!という子の姿もありました。

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数日後、虫かごの中にいたはずのあおむしが、いくら探しても見当たらない。職員と子どもと「どこだ?どこだ??」と目を凝らして探すと…なんと、虫かごの蓋の内側にさなぎに変わった姿で発見!!

 「いたー!」と、びっくり顔の子ども。

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そしてまたその数日後…チョウチョの姿へと変身しました。

あおむしさんが、チョウチョに変わったよ~」

子どもたちと屋上に出て、虫かごに入っていたチョウチョとお別れしました。虫かごから飛び出し、外の世界へと羽ばたいていきました。

元気でね~。

 

はらぺこあおむし』の絵本の世界だけではなく、実際に虫を見て触わって知って…、子どもたちの中でつながっていってくれたら嬉しく思います。

 

そして、どれみの壁面が「はらぺこあおむし」にリニューアルしています(現在進行中)

また近くにいらした際は、ぜひご覧下さい!!

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