〈ひかり〉ゲームの達人

 人生も勝負事も一人では勝てない。勝つことも負けることも、誰かと一緒にいることの喜びだ。

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 この言葉がとても好きです。たった一人では勝ちも負けもありません。競い合う瞬間を共有できる仲間がいること、これが大切なんだということを教えてくれます。
「ひかり」の利用者さんにはゲームの達人が多いです。
 強いから達人という意味ではありません。ゲームを楽しむ達人たちです。ゲームに勝ち負けはつきものです。ですがそれ以上の楽しみがあることを、「ひかり」で暮らしておられる人生の先輩は教えてくれます。

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 マニアの世界では超有名なゲームの達人の言葉にこんなのがあります。
「運の総量は誰でも同じ。だから最後は勝ちも負けも同じくらいになる」
 あるいは、
「勝負事は9勝6敗を狙う。10勝を狙うと無理が出る。8勝7敗では寂しい。程よく勝って程よく負ける。それがコツだ」
 何事によらず専門家の言葉は深いです。

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 ゲームは刺激を欲しがる脳にとてもいいといいます。遊びはとてもいい刺激です。
 仕事は普通だが、遊びは工夫だとも言います(本当は仕事にも工夫は必要ですが)。とかく仕事となるとルーティンに陥りやすいです。ところが、遊びとなる皆必死で創意工夫を始めます(笑)。あの孔子様でさえ、遊びの効能を説いています。

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「ひかり」の入居者さんたちにとってゲームは日常生活の中のとてもいいアクセントです。カードをめくって同じカードを探す瞬間のスリル、サイコロを振って大きい目が出た時の喜び、引いてはダメな札を引いてしまった時のコンチクショウ、すべては意欲とつながります。
 誰かに勝ちたいという気持ちは前向きな気持ちです。生きるためのモチベーションです。勝ったときの高揚感は生きる喜びです。そして手をたたいて喜び、弾けるように笑います。頭を使い、体を使います。

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 冒頭で紹介したゲームの達人にはこんな言葉もあります。
「ゲームには勝ち負けのほかに、行為そのものを楽しむという楽しみ方もある」
「ひかり」にはゲームの達人がたくさんいます。
 今日も熱く、ゲームを楽しんでいます。