こんにちは！グランツァのうっちーです！！
グランツァとは、名張育成会が運営する特別養護老人ホームで、全室60床ある昨年7月に開所したばかりの新しい施設です。
三重県初となる3階建て耐火木造で、「施設ではなく、我が家」をコンセプトに職員一丸となって、きめ細かい介護を心がけています。
今回は3月2日に行った『上巳(じょうし)の節句』をご紹介したいと思います！
『上巳の節句』と聞いても、ピンとこない人が多いと思います。私も今回初めて知りました～（笑）
一般には「ひな祭り」と言われることが多いですが、正式には『上巳(じょうし)の節句』と言われるそうです。上巳の節句は五節句の一つで、五節句とは江戸時代に定められた祝日で「1/7（人(じん)日(じつ)の節句）」「3/3上巳の節句」「5/5端午の節句」「7/7七夕の節句」「9/9重陽(ちょうよう)の節句」をいいます。
現在は、女の子の誕生や健やかな成長を願うお祭りとなっていますが、もともとは無病息災を願う厄払いの節句でしたので、グランツァではご入居者様の無病息災とご健康を祈願した行事を考えてみました。
当日は、入居者様の健康をお祈りし、お一人お一人にお雛様とお内裏様のカードをお渡しし、そこにご自分の名前を書いて頂きました。
名前を書いて頂いたカードで体に触れて穢れや厄を移していただきました。
その後、お雛様、お内裏様のカードは職員がお預かりし、健康祈願を致しました。
入居者様からひな祭りの思い出をお聞きすると、
とても懐かしそうに…「うちには7段の大きなのを飾ってたよ！出すのも片付けるのも大変やったわ～！」
「娘が喜ぶから毎年頑張って出してたわ～。」と話してくださいました。
中には、「うちには男の子しかいなかったからね、縁がなかったのよ。今日は見られてよかったわ～！」と話してくださる方もいました。
入居者様同士で、「あんたんとこは、どんなの飾ってたん？？」など思い出のお話にも花が咲いたようで、とても楽しそうな様子でした。
昼食のメニューは、ちらし寿司・あさりの味噌汁・高野豆腐の炊き合わせ・デザート（フルーツ寒天）でした♪
春らしくカラフルなちらし寿司を前に、「食べるのもったいないな～！」となかなか手を付けずに眺めておられた方も、一口食べると「おいしい～おいしい～」と一気に食べておられました(笑)
グランツァがスタートしてもうすぐ1年が経ちます！！
これからも季節感を感じられる行事を計画し、楽しんでいただけるようにしていきたいと思います。
